クレイン・トータス新聞
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在宅生活を支える 通所リハ・ショートステイ
2025-08-01

私は介護老人保健施設クレインで「通所リハビリテーション(デイケア)」と「ショートステイ」を担当する相談員として勤務しております。ご利用者さまやご家族さま、そして地域の関係機関の皆さまと連携し、安心してご自宅での生活を続けていただけるよう日々支援に努めています。この場を通じて、自己紹介と私が担当しているサービスについてご案内させていただきます。
もともと私は保育士として子どもたちと関わる仕事をしておりました。その後、子育て支援や家庭相談員の経験を通じて、子どもや保護者の様々な相談を受けながら、より良い子どもの成長を促すために必要な「環境づくり」の大切さを実感してきました。子どもたちが安心して笑顔で過ごせるためには、家庭だけでなく地域や家庭、学校、医療・福祉など様々な関係機関が連携し、支え合うことが欠かせません。その中で相談業務を深く学び、もっと幅広く、人の生活を支える仕事に携わりたいという思いが強くなり社会福祉士の資格取得を目指しました。資格取得の過程で高齢者施設での実習を経験したことが今の仕事に就くきっかけとなりました。
初めは子どもと高齢者では、関わり方が大きく異なるのではないかと不安がありましたが、人生の大先輩である高齢者の方々のお話に耳を傾けるたびにその方が歩んできた人生に自然と心が寄せられ、まるでその時間をともに歩んできたかのような思いを抱きます。そして、自分自身も「いずれたどる未来」として深い学びと気づきを頂くようになりました。子どもと関わる中で感じてきたやりがいと同じように、高齢者支援の中でも大きなやりがいを実感し、現在に至っています。社会福祉士は、福祉の専門職として、相談援助や関係機関との連携を通じて、その方が安心して自分らしい暮らしを続けられるよう支える役割を担っています。私自身まだ学びの途中ですが、日々、現場での経験を積みながら、より良い支援ができるよう努力を続けています。
さて、私が担当しているサービスについてご紹介します。
まず【通所リハビリテーション(デイケア)】は、在宅生活を支える大切なサービスのひとつです。厚生労働省では「その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、生活機能の維持または向上を目的として行う」とされています。
デイケアでは、ご自宅で生活されている方が日帰りで施設に通い、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士によるリハビリを中心に、入浴・食事・レクリエーションなどを受けていただくことで、心身機能や生活動作の維持・向上、生活リズムの安定、社会参加を支援しています。
また、言葉や食事、音楽を通じた心のケアも大切にしています。理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がご本人の状態や目標に合わせて計画を立て、その他看護師・介護士・栄養士・音楽療法士・相談員などの多職種も連携し、安心して楽しく過ごせる環境づくりを行っています。
「住み慣れた自宅で、できる限り長く暮らしたい」という思いを支えるため、身体機能や生活動作だけでなく、人との交流や外出の機会を増やすことで、気持ちが前向きになるなど、ご家族の介護負担軽減にもつながっています。通うことで生活にリズムが生まれ、ご本人の暮らしに役立つのがクレインのデイケアの強みです。
続いてご紹介する【ショートステイ(短期入所生活介護)】も、在宅生活を支える大切なサービスのひとつです。
ショートステイは、短期間施設に宿泊していただいて必要なリハビリ、介護、症状の確認や療養上の世話、緊急時の受け入れなどを行います。滞在中のリハビリによって生活動作の維持・改善を図り、ご自宅へ戻られた際の自立支援にもつながるというメリットがあります。また、ご家族の介護負担を和らげるだけでなく、冠婚葬祭・旅行・入院・体調不良などで一時的に在宅介護が難しい場合にもご利用いただけます。なお、介護保険制度では要介護度に応じて利用可能な日数の上限が決まってくるため、ケアマネージャーと相談しながら計画的に活用していただくことが大切です。そして、定期的に利用いただくことで、ご本人にとっても生活にリズムが生まれ、いざという時にも安心して利用できる環境づくりにつながっています。
こうした在宅サービスを安心してご利用いただくためには、【ケアマネージャー(介護支援専門員)】との連携が欠かせません。ケアマネージャーは、ご本人やご家族の思いをもとに必要なサービスを組み合わせ、暮らし全体を支えるケアプランを作成する大切な存在です。そして、私たち相談員も、ケアマネージャーや地域包括支援センター、地域の関係機関と密に情報交換を行いながら、ご本人の状態やご家族の状況、サービス利用中の様子を共有し、より良い支援につなげています。例えば「最近転倒が増えて心配」「ご家族の病気で介護が続けられない」などの相談も寄せられます。その際にはケアマネージャーや地域の関係機関と協力し、ご本人・ご家族にとって最適な方法を一緒に考え、安心して暮らしを続けていただけるよう支援しています。
最後に、子どもも高齢者も、どの世代にとっても「安心できる環境」と「地域の支え合い」が何より大切です。地域全体で子どもを見守り育てる取り組みが進むように、高齢者もまた地域全体で支え合う仕組みづくりが求められています。私もその一員として、これからも皆さまの安心した暮らしを支えるお手伝いを続けてまいります。どうぞお気軽にお声かけください。今後ともよろしくお願いいたします。
クレイン支援相談員 石井 いづみ





