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クレイン・トータス新聞

トータス新聞1面記事

介護で学んだこと

2019-02-01
 私が介護の仕事をするきっかけとなったのは、祖父の影響が大きかったと思います。小さい頃から両親は共働きで、いつも祖父が小さかった私の面倒を見てくれていました。
 そんな祖父が、私が小学生のときに寝たきりになり、まだ小さかった私は、何をしてあげたら良いのかわかりませんでした。そんな経験もあり、少しでも人の役に立てる仕事に就きたいと思い、介護の仕事をやろうと思いました。
 特別養護老人ホームトータスに平成21年3月に入社しました。最初は戸惑い、不安が大きかったのを思い出します。利用者様の顔と名前を覚えるのには苦労しました。最初は何を話したら良いのか分かりませんでした。先輩職員の方々が丁寧に教えてくれたおかげで、少しずつ利用者様とコミュニケーションがとれるようになってきました。仕事で分からないこと、気になることを先輩に聞くこともありました。
 その甲斐もあって、1ヶ月程で1日の流れが分かるようになりました。最初は見て覚えることが多かったのですが、少しずつ利用者様に触れる時間もでき、1番最初にトイレ誘導から覚え、次にオムツ交換、食事介助と覚えていきました。その利用者様に合った食事形態や水分にトロミを付けて提供しました。食事介助をする時は、最初は怖さがありました。利用者様に合わせて、咀嚼・飲み込みを確認し、摂取してもらうのに介助の難しさが分かりました。また、オムツ交換の際に、利用者様から「ありがとう」とお礼を言われると、すごく嬉しい気持ちになったのを覚えています。利用者様の笑顔を見ると、介護の仕事をやっていて良かったと思います。
 
 介護の知識、介護技術にしても、日々勉強だと思っています。出勤した際には、利用者様に挨拶、顔を見て体調が悪くないかを確認。1日の始まりであり、とても大事なことでもあるし、大切なことでもあると思います。
 利用者様に昔の話を聞いたときに、「今の世の中は、お金を払えば何でも手に入る。贅沢だ。」と言っていたのを覚えています。確かに今の時代は便利になり、物を大切にすることが少ない気がします。利用者様に色々話を聞くと、とても自分の為になることが多いです。以前は、ユニット活動で利用者様と一緒におやつを作ったり、バスハイクで桜を見に行ったりと、色々企画をしていましたが、ここ何年かは、なかなか利用者様と楽しむ機会が少なくなった気がします。利用者様に少しでも喜んでいただけるようにしたいと思っています。人それぞれ楽しみなことも違いますし、食べることが好きな人、お風呂が好きな人、外に散歩に行くのが好きな人、色々楽しみがあって良いと思います。少しでも職員が楽しみの手助けができれば良いと思うし、利用者様の笑顔を見るとすごく嬉しい気持ちになるので、利用者様の立場になって、色々考えるのは必要だと思います。
 早いもので、トータスに入社して今年で10年目になります。今、振り返れば、あっという間だったと思います。利用者様のおかげで、日々成長できているのかなぁと思います。利用者様に教えられて気付かされることが沢山ある気もします。利用者様の立場になってケアができるのが理想ですが、簡単ではないと言うのが本音です。いかに利用者様に喜んでいただけるケアができるかが今の自分の課題だと思います。今後、少しでも利用者様が楽しく生活できるようにサポートできればと思います。これからも初心の気持ちを忘れず、日々精進していきたと思います。
3F介護職 笈川 淳
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